忍者ブログ
 国分寺市内の公立保育園が1園だけを残してなくなろうとしています。私は、市民の意見を聞かずに一方的にすすめる市役所のやり方に反対をする子育て 中の市民です。公立保育園にはまだまだ存在意義はあります。みなさんと一緒に今後の国分寺市の保育園について考えたいと思っております。
[28]  [29]  [30]  [31]  [32]  [33]  [34]  [35]  [36]  [37]  [38
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2月27日の中野区議会で会社の運営と区の姿勢について追求されました。区立打越保育園・〇〇〇〇〇ー〇争議についてはこちらをご覧ください。
 さて、原告と支援する労組から要請を受けた日本共産党の議員さんが質問しました。焦点となっている園児への体罰行為とパワハラ行為については、区でも調査委員会を設立して調査をしています。その結果は、「そのような事実はない」ということでした。ところが、区は園長や会社関係者からだけのヒアリングはしたものの、告発した当事者にはヒアリングしておりません。そのため、議会では公平性を期すためにも、調査委員会に「第三者を加えるべき」だと提案しました。
 他人事とは思えない事態が中野区では起きております。保育園事業に一旦参入した以上は撤退してもらいたくないという区の思惑が見え隠れしております。ちなみに、中野区では歴史的にみても保育園に関する問題は色々とあります。今後、ご紹介していきます。
PR
 新システムでは、利用者補助方式というシステムで保育料を決めることとしております。要は、利用時間(保育時間)に応じて保育料をはらうというものです。障害者自立支援法(どこが「自立」なのか?)で有名になった「応益負担」の原則です。このため、所得の多いかたは色々なサービスを受けることができますが、少ない方は家庭の状況に関わらずサービスが制限されます。
 で、どうなるのか。認定された保育の必要量以上のサービスを利用したければ、自己負担になる可能性があります(自治体により上乗せサービスがあれば話は別)。給食費は実費負担(公費補助が出るかどうかは自治体次第)。また、入学金、体操、音楽などなど、追加されるサービスは各園で異なります。さらに、早朝、夜間、土曜日などの保育料金が割り増しで徴収される可能性があります。
 この新システムでは、保育料の徴収、督促、取り立てなどは、事業者がやることになっております。現行では、未払い分を市町村が補てんしておりますが、そのような制度がなくなります。そのため、そのような事態が起きると事業者は経営の負担圧迫、ないし経営危機が起こります。事業者としては、払いのいい保護者(金持ちの保護者)に入園しらもらったほうが有利なので、保護者を選別してきます。正当な理由なく契約を拒否できない(応諾義務)としても、「保育料の滞納がある」ということを正当な理由として認められると、お手上げです。となると、低所得世帯の子どもや障がいをもった子ども達が保育をうけることが困難になる(一番保育を必要としている子どもでありながらも)危険があります。
 アメリカと似たような状況になりますね。ちなみにアメリカ在住経験のある方のブログを紹介します。ここをクリック。保育料はなんと月12万円だそうです。日本の私立大学と同じ?
 国分寺市内のとある私立保育園で配布された資料です。こちらからどうぞ。
 気になったのは、「第三者評価」のところです。その中で「一部の心ない~のも事実です。」という記載があります。心ない保護者の意見で「職員の疲弊」が発生しているのは理解できますが、その後の「園の運営に関わる内容」と書かれております。これだけを読むと保護者は園の運営に関わるなと理解しました。「園の運営」というのがどの程度のことを指しているのか定かではありませんが、どうも利用者アンケートでは書いてはいけないことがあるようだと私は読み取りました。口頭で補足説明があったのかもしれませんが、これだけの文章ですませるのではなく、せっかくの機会なのでちゃんと説明した方がいいのではないかと思いました。逆に、このことが次回の第三者評価での利用者アンケートの中でクレーム的な内容として記入されるリスクがあります。
 それにしても「園の運営」って具体的にはどのようなことを指すのでしょうか。
 新システムで指摘している「質」には違和感があります。基準さえクリアーすれば(ただでさえ低い基準なのに)質が確保されているとしております。よって、基準以上のものが必要ならば(より質の良いもの)、保護者が選択し上乗せして払う(経済力があればの話)ことで受けることができるとしております。
 でも、保護者の収入に応じて子どもが受ける保育&学校教育のサービスに差が生じるというのはいかがなのものでしょうか。格差が大きくなっている社会で、これではその格差が固定される危険があります。
 保育の質が新システムによって向上される保障はどこにあるのでしょうか。新システムはどう読んでも、子どものためのものではなく、企業が参入しやすくする環境を整ているようにしかみません。この間、様々な分野で規制緩和が行われてきましたが、私たちの生活はどのようになったのでしょうか。今一度、振り返る時期にきているのでは。犠牲が出てからでは遅すぎます。
 13日に「いりません!保育を産業化する子ども・子育て新システム みんなの保育フェスティバル」が開催されました。要は、新システムに反対する集会です。6000人参加したとのこと。すごいです。ぶんじねこさんのブログに昨日のレポートがありましたのでリンクします。こちらからどうぞ。
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[09/03 待機児童予備軍]
[03/22 rihanna]
[03/23 rihanna]
[01/23 こけしのブログ]
[12/21 ぶんじねこ]
最新TB
プロフィール
HN:
ikeike44
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
アクセス解析
<< 前のページ 次のページ >>
忍者ブログ [PR]