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 国分寺市内の公立保育園が1園だけを残してなくなろうとしています。私は、市民の意見を聞かずに一方的にすすめる市役所のやり方に反対をする子育て 中の市民です。公立保育園にはまだまだ存在意義はあります。みなさんと一緒に今後の国分寺市の保育園について考えたいと思っております。
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 今回は「③育児サービスへの集中投資による環境整備」についてです。
 簡単にいえば、保育園や幼稚園以外にも公金を配布して保育事業に参入してもらうということです。保育ママなどに交付金を配布し、保育ママをたくさんでてくれば、待機児も解消という筋書きです。保育ママについてはこちらを参照ください。wikipediaにとびます
 施設をもつとコストがかかるからということで、初期投資の少ない保育ママを増やしたいということなんでしょうけど。ただ、保育ママが増えない原因はお金だけなのでしょうか?保育ママは、一人で預かることでの休みの取りづらさや責任の重さ、自宅を改修する手間がかかることなどが課題としていわれております。また、2005年に世田谷区で保育ママが生後5カ月の女児を虐待し、重傷を負わせる事件が起きたました。大人一人で子どもをみる「密室保育」に不安感もあります。よって、いくらお金を積んだとしても、保育ママが増えるとは思えません。それだけ、保育というのは大変なものだといえます。
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 学童では既に一部が指定管理者による運営となっております。国分寺市には「指定管理者制度に係る基本方針」というものがあり、それに基づいて運営されております。その中に事業者を選定するプレゼンは公開で行わなければいけません。P14に記載されております。該当箇所は下記のところからダウンロードできます。なお、赤囲みは管理者の方でしております。
指定管理者制度に係る基本方針の抜粋
市役所HPからはこちらです。ここをクリック
 ところが、この間、市役所ではこのプレゼンを非公開としておりました。それをうけて、10月17日になってから急きょ、プレゼンを公開でやるという告知をしました。
こちらをクリック
 18日というのは明日なんですけど。それも平日昼間に開催です。この事実を知っている保護者はどのくらいいるのでしょうか?誰も参加できないのでは。
 駐輪場の問題といい、今回の問題といい、市役所には指定管理者制度を運用&管理する体制がないということを露呈したといえます。少なくとも、これらの問題についての分析・対応策が出るまでは、全体計画をとめるべきではないでしょうか。
 業者の問題もありますが、国分寺市の責任は重大であると感じております。市役所が業者を管理する能力がないということが明白になりました。以下、市議会議員さんのHPからの抜粋です。
「「条例上は暦での1日単位、業者との契約では24時間とされ、実務としては夜中1時半までを1日と換算。ちぐはぐであり、場合によっては利用者から取りすぎの可能性もある」ということが徹底審議に。道路管理課がいかにずさんであるか、業者任せの実態、契約書等と実務をきちんと把握できていないこと、等々。ようするに、横領問題は単発で起きた問題ではなく、管理体制のあり方や民間事業者との関わり方そのものが問題という、民営化全般に関わる大きな内容だったということです。」
 こんな状況で、民営化を進めることは無責任だと言わざるをえません。少なくとも、この問題のケリがつくまで、アウトソーシング基本方針は凍結すべきではないでしょうか。
 次の「②多用な事業主体の新規参入の促進」についてです。
 認可保育園という制度が廃止され、どんな保育園でも市区町村が承認すれば交付金を配分することが可能になります。現行では、株式会社でも社会福祉法人と同じ会計報告をすることが義務づけられています。これをなくし、いろんな企業に参入してもらおうということです。いくら待機児童を早く解消させるためとはいえ、これまでにも何軒もつぶれた私立保育園の事例(特に株式会社!)があることを考えると保護者としては不安です。このようなケースが発生した時、公立保育園があれば受け皿となりますが、私立保育園ばかりになったらどうなるのでしょうか?
 ⑤につづく
 既にお気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、「保育サービスの整備・運営及び提供体制に関する全体計画(案)パブリック・コメント結果について」の最後のページに「公立保育所の民営化による削減コスト試算について」という表が掲載されております。パブコメや市民説明会などでコストに関する意見がでたので、それに対応したということかと推測されます。その数字を使って民営園の人件費を推計してみました。その表がこちらです。
こちらをクリック
 太枠は市役所の数値から作成した表です。その欄外は私の計算です。以前、説明会の時に市役所から民営化による削減額は、ほぼ人件費に該当するというようなことを聞いた記憶がありました。それを根拠にして計算しました。高いのか低いのかは議論の分かれるところですが、公私の格差は大きいことが分かると思います。市役所は公も民も質は同じと繰り返していますが、賃金でこれだけの差があるにもかかわらず、何を根拠として質が同じだといえるのでしょうか。そもそも、なぜ民営園の保育士は若くして辞めてしまうのか。もっと現場で働く保育士のことを考えて計画を立案してもらいたいものです。
 ところで、民営化によってこれだけのコストカットがされるということですが、カットされたものは今後何に使うのでしょうか。
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