なぜ待機児童が増えたのか（減らないのか）の議論が不足している

　毎日新聞の記事です。待機児童を解消するために、量も質も確保しないといけないという内容です。 こちらからどうぞ。
　量だけでなく質の向上を課題としてあげているだけでも評価すべきなんですが。量も質も向上させるにはお金がかかるから、消費税増税だという論調になっております。でも、そもそもこのような事態を生じさせたのは、政治家＆官僚の怠慢（認可保育所の増設をサボタージュでしてきた）のせいです。ちゃんと対応してこなかったからこそ、まとまった数になってしまい、いまさらお金がないないといっているだけです。長期的な視点にたって、コツコツやっていればここまで問題は大きくならなかったはずです。
　この記事では、あたかも定員が増えたために入所を諦めた保護者が、諦めずに入所を希望したために待機児童が増加したと書いてあります（掘り起し）。ナンセンスですね。待機児童をそもそもゼロにするという本気の目標がないために、このような理屈をもちだしております。この論理でいけば、何時までたっても待機児童はなくなりません。「なくならない」からということで、保育所を増設しても無駄という発想になるのです。
　

横浜市の待機児解消、ちょっと待った

　横浜市の市議会議員さんが発行しているニュースをゲットしました。こちらから ダウンロードできます。
　これは、行政の問題というよりも厚労省に問題があるのですが、待機児のカウント方法を批判しております。現状の待機児童数というのは、認可保育所以外にも未認可保育所、家庭保育、育休の延長などなど、で対応していれば待機児童にはなりません。実は、待機児童になるためにも高いハードルがあるのです。
　横浜市は、かなり無理をした認可保育所の増設をしてきました。それは、急増した保育所に応じての職員配置（保育所を監査する人）ができていません。そのため、毎年するはずの指導監査が１～３年おきに行われているようです。
　詰め込み保育で、国の基準すら守れていない保育所が存在するということです。そのため、園庭やプールを潰して園舎にしました。園庭もプールも子どもの発達には必要なものなんですけど。政策が追い付かないという大人の責任のしわ寄せが子どもにきております。

学校給食のアレルギー対応に関する記事について

　学校給食のアレルギーによる死亡事故は1988年に札幌市内の小学校でもあったそうです。調布市の事故はそれ以来ということだけに、ショッキングなことでした。
　今後、このようなことが起きないようにするという取組が各地で起きております。少しでも参考になればと思い、山陽新聞の記事をアップいたします。こちらからダウンロードできます。 PDFファイルです。
　やはり周囲との協力が必要なんですねえ。その中に、調理作業を民営化するということは民間人の方もはいるわけですから、ますます複雑になるのでは。個人情報の管理面でも心配があります。

マンが好きにはたまらないのでは？

　立川市にこんな施設があるなんて。入場料400円を払えば、寝っころがってマンガが読めるとのこと。紹介しているHPにとびます。結構、画期的な施設ではないでしょうか？一度、行ってみたいと思っております。なお、公式HPはこちらです。子ども未来ｾﾝﾀｰにとびます。この「子ども未来ｾﾝﾀｰ」の一角にこの「立川まんがﾊﾟｰｸ」があります。
　さて、国分寺駅の再開発ビルにもこんな施設があるといいと思ったのは私だけでしょうか。

子宮頸がんワクチンについて

　４月８日に厚生労働省にて、子宮頸がんワクチンで被害にあった方々による記者会見が行われました。詳しくはこちらをどうぞ。IWJ Independent Web Journalにとびます。どうも「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」という団体ができたようです。記者会見では、ヒトパピローマウイルスワクチン（以下、HPVワクチン）に感染する割合はかなり低いと訴えております。3月28日の参議院厚生労働委員会で報告された内容は以下のとおりです。型が２種類あるのですが、両方とも１％未満の感染率という試算があること、さらにHPVに感染しても90％以上は自然排出され、持続感染しても適切な治療を施すことができれば治癒率は概ね100％であることが報告されました。
　第二、第三（もっとある？）の薬害になるのは心配しすぎでしょうか？